米西部ニューメキシコ州サンタフェの自宅で死亡しているのが見つかった俳優のジーン・ハックマンさん＝当時（95）＝について、検視当局は7日、死因は心臓病だったと発表した。アルツハイマー病も進行していたという。妻＝当時（65）＝についてはハックマンさんが死亡する約1週間前に病死していたとみている。
警察によると、ハックマンさんは2月26日に自宅の台所付近で発見され、妻も浴室で死亡していた。検視当局は、ハックマンさんは同月18日ごろに亡くなった可能性が高いとの見方を示した。また、腎臓の機能低下など「健康状態が非常に悪かった」と説明した。アルツハイマー病の症状により、妻の死亡を認識できていなかった可能性もあると指摘した。
検視当局によると、妻の死因はネズミなどが媒介するハンタウイルスによる急性の呼吸器感染症。妻の周囲にあった薬は甲状腺関連で、死亡とは無関係だとしている。
原文出處 產經新聞