米機密文書が交流サイト(SNS)に流出した問題で、連邦捜査局(FBI)は13日、国家防衛機密を承認なく移動、保持、転送した疑いで東部マサチューセッツ州の空軍州兵、ジャック・テシェイラ容疑者(21)を逮捕した。ガーランド司法長官が発表した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、容疑者は情報部門に所属していた。
機密情報はゲーム愛好家に人気のSNS「ディスコード」のチャットグループで「OG」と呼ばれるリーダーが投稿していた。同紙によると、オンライン上の記録などによりOGがテシェイラ容疑者だと判明したという。FBIは13日、マサチューセッツ州にある容疑者の母親の自宅を捜索した。
ワシントン・ポスト紙によると、チャットグループは銃や軍用品の愛好家約20人で2020年につくられた。OGは機密文書を取り扱う施設に出入りして、昨年から自宅に持ち帰ってグループに投稿を始めた。当初は政府高官の動向や軍の最新戦略を書き写して投稿していたが、昨年の終わりから文書そのものの写真を投稿していた。
原文出處 產經新聞