小池百合子都知事の支持層、無党派層の支持を前回ほど受けられなかった都民ファーストの会。議席を増やすものの、勢いに欠ける自民。4日に投開票された東京都議選で、朝日新聞社が実施した出口調査からは、こんな構図が浮かんだ。
今回の出口調査のデータを支持政党別に分析すると、自民が伸び悩んだ様子がうかがえる。
自民党を支持すると答えた人の割合は全体の28%。大敗を喫した前回2017年都議選の26%を少し上回った。その自民支持層のうち、自民候補に投票したと答えたのは70%で、やはり前回の67%を少し上回った程度だった。
一方、無党派層(全体の23%)の投票先は割れた。都民ファが25%と最も多かったが、前回の35%より減らした。共産は16%、自民15%、立憲15%だった。立憲は、前回の民進の10%を上回ったものの、共産や自民とほぼ同じだった。
前回都議選で第1党に躍り出た都民ファの支持率は12%。そのうち92%が同党候補に投票したと答えたが、支持率が前回の24%から半減した分は取り戻せなかった。
原文出處 朝日新聞