東京都議選での動向が注目された小池百合子知事。
告示直前の入院を経て、選挙戦の最終日に「生みの親」と自負する都民ファーストの会の候補者を激励に訪れた。
全面的に応援をした前回選挙から一変した小池氏の態度だが、最後の最後で動いた。都民ファ関係者が胸をなで下ろした背景には、小池氏の代表復帰をめぐる、ある夜のやり取りがあった。
選挙戦最終日となった3日午前。都民ファーストの会代表の荒木千陽氏の選挙事務所に、特別顧問を務める小池百合子知事が突如として激励に現れた。
「頑張って」と声をかけた小池氏の滞在時間はわずか数分。演説することはなかった。小池氏はその後、都民ファ候補者10人超の激励に回った。
都民ファの関係者からすればその姿は、応援演説を連日行った前回の都議選と大きく変わったように映る。
だがある都議は言う。「4年前と比べると小池氏の態度が一変した。だけど、選挙区に足を運んでもらえただけでも御の字だ」
原文出處 朝日新聞